助成金の財源は、事業主の皆様が支払っている雇用保険料です。

活用できるのは、原則として雇用保険の適用事業の事業主である必要があります。

助成金は補助金とは違い、正しく労務管理がなされている会社が、基本的に要件を満たしていれば受給できるものです。

要件に該当しているのに申請しないのはとてももったいないことだと思います。

要件が複雑でわかりにくい、提出書類が莫大に多い、など課題もありますが、助成金申請をきっかけに労務管理を見直すこともできます。

助成金支給の目的は、労働環境改善・雇用促進・人材育成です。

そのため申請に向けた取り組みは従業員のためになるものが多く、結果的に雇用の安定化や優秀な人材の確保につながります。

会社にとっても従業員にとっても有用な制度なのです。

⚫︎両立支援助成金：働き続けながら子育てや介護を行う労働者の雇用の継続を図るための就業環境整備に取り組む事業主に対して支給するもの。

• 育児休業等支援コース（①育休取得時 　②職場復帰時　③業務代替支援　④職場復帰後支援など）
• 出生時両立支援コース（子育てパパ支援助成金）
• 介護離職防止支援コース

⚫︎業務改善助成金：事業場内で最も低い賃金を引き上げ、生産性向上に資する設備投資等を行った場合に、その設備投資等にかかった費用の一部を助成するもの。

• 事業場内の最低賃金を30円以上引き上げ
• 生産性向上に資する設備投資等を行う

⚫︎キャリアアップ助成金

非正規雇用の労働者（有期雇用労働者等）の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の実施に対して助成するもの。

ほかにもさまざまな助成金があります。お気軽にご相談ください。